夜這星の歌詞を咀嚼したい《前編》

自担である大西流星くんの初単独主演ドラマ『夢中さ、きみに。』のために書き下ろされたなにわ男子のオリジナル曲夜這星』。この素敵な曲を年明けのあけおめ配信で聴いて以来その歌詞に魅了されて、いつかちゃんと自分なりに歌詞を読み解きたいと思っていたのでここに認めておく。(以下全て自己解釈、自己満足)

※ここで一つお知らせしたいのですがだらだら書いてたら思いの外長くなってしまったので一先ずこれは前編としてサビ前までです陳謝

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、夜這星(よばいぼし)

というタイトル。初めて見た時恥ずかしながら読めなかったのですが。夜這星とは古語で流れ星のこと。秋の季語だそうで。流星くんが初めて単独主演を務めるドラマの主題歌のタイトルの意味が"流星"だなんて、ロマンかきたてられる……(滝涙)多方面に感謝。

 

 

 

そして曲披露の前に流星くんがこの曲に関して説明してくれていたのでそこから少し引用してこうゆうことが言いたかったのかな、と意訳してみました。

明るい青春も、強かでクールな青春も、青春というものは人それぞれの形で輝いている。流れ星はその一瞬の輝きの間に願いを込める。限りのある中でその一瞬に輝きを放つ"青春"と"流れ星"この二つを掛け合わせたお洒落で新しい曲。

 

 

 

 

さぁ、ここでやっと本題に入ります。

(以下文字色はメンバーカラーで一文字ずつ交互になっているところは上下ハモリ。)

 

 

 

 

 

 

流れる雲 ふと眺めてたら 気づいてしまったんだ

ここの歌詞で印象に残るのが「気づいてしまった」無意志動詞+てしまったの形になっていること。この形は文法的に後悔や残念といった気持ちを表すときに使う表現。この表現から直後に出てくる「僕らの時間」に限りがあるという事実への切なさを感じ取られる。「しま」の部分で伴奏のピアノが変調するところが凄くオシャレで好き。前奏なしで始まる歌い出しがアカペラっぽいのも素敵。

 

 

 

 

 

期限(かぎり)ある 果てしない 僕らの時間

この歌詞、よく見ると「限りある」「果てしない」って真逆の意味なんですよね。どちらも後の「僕らの時間」にかかっているけれど、流星くんの前説からすると僕らの時間」=青春。青春が学生時代、ドラマの中の高校時代だとしたらたしかにそれらは具体的に期限があるもの。「果てしない」は終わりがなくどこまでも続いている様のことこの一節には、限りのある「僕らの時間」、つまり青春が終わらないで欲しい。永遠に続いて欲しいという微かな願いが込められている様に思える。

 

 

 

 

 

意味ありげに 意味のないことを してもいいんじゃない?

て を 

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林「心に余裕のあるうちは意味のないことをしていたいんだ。」

(『夢中さ、きみに。』[かわいい人]より)

ここの歌詞はまさにこの林くんの台詞と同じ意味合いで捉えていいと、思ってる。側から見たら意味のないように見えることが林くんの一つ一つを作っている気がする。

 

 

 

 

 

 無駄なこととか

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林「無駄なことするのってなんか…いいでしょ。うまくいえないけど。」

「無駄なことできるほど自由な時間があるっていうのがなんか…心地いいんだよ。」

(『夢中さ、きみに。』[かわいい人]より)

この林くんの台詞を初めて読んだ時、「無駄なこと」って林くんの一つ一つの行動をみて周りが「無駄」と思うだけであって、彼にとっては「無駄なこと」ではないんじゃないか?と思った。でも彼自身が自分がしている行動を「無駄なこと」と称しているので人からしたら「無駄なこと」が僕には必要だという意味かなと考え直した。「愛すべき」という歌詞は林くん目線な感じがする。

 

 

 

 

 

と 

たくさんしよう

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林「きっと今しかできないじゃない。」

(『夢中さ、きみに。』[かわいい人]より)

意味のないこと、無駄なことをできるのは学生時代の「今」だけ。林くんが意味のないこと、無駄のないことに時間をかけることにも納得できる台詞、そしてそれを意訳した歌詞と捉えている。来春に卒業を控える現役高校生の道枝くんがこの歌詞を歌っているのも、歌詞と重なっている部分があって心に響いた。

 

 

 

 

「意味ありげに〜」からここまでの歌詞で思い当たる節があります。昨年放送されたドラマ、メンズ校の第6話でパラグライダーを飛ばす道中で行われたやりとりのシーン。

桃井「将来や未来とかそういうことに、役立つことに時間使わないとダメなんじゃないの?」

源田「もし将来楽しくなくても、役立つことにしか時間を使っちゃいけなくなったとき、絶対役立つだろ、今って」(『メンズ校』第6話より)

意味のないことや無駄なことよりも、将来役に立つことに時間を割くべきと考える桃井に対して、牧たちは意味のないことをできる「今」の尊さを教えてくれていた気がする。

 

 

どちらの作品からも、一見無駄に見えるようなことも「今」=学生時代しか出来ないことであって、意味のないことを出来る「今」を大切にしたいというメッセージ込められているように思える。

 

なにわ男子が目指すところに向かって一歩一歩着実に進んでいる「今」も、彼ら自身にとって、そしてもちろん応援する私たちファンにとっても輝いていてかけがえのない毎日であって。そんな「今」を大切にしたい。と言う気持ちともリンクするのではないかと思う。

 

 

 

 

 

ということで前編は一先ずここまで!

割に合わず真面目に書いてしまった〜〜〜(^.^)

考え考え一気にバーーーッと書くので《後編》はまたいつか載せます🐼